それでもやっぱり、君が好き【8/26番外編追加】
「目の前で亜実が轢かれて、俺もう心臓止まるかと思った」



ぎゅっと抱きしめられたその腕は震えていた。



「……ごめん」


「心配かけんなよ……」



抱きしめていた腕を解き、あたしの額に自分の額をコツンとくっつける。



「……っ」


「亜実がいなくなったら、俺生きていけねぇよ」


「っ、ゆうだ、い……」



雄大の言葉にポロポロと涙がこぼれ落ちる。
雄大の瞳も潤んでいて、本当に心配してくれていたんだと伝わってくる。

心配してくれるのがすごく嬉しい。
でも、こんなことされたら……。

雄大のことが憎いはずなのに、胸が締め付けられる。
雄大のことなんて嫌いになればいいのに、近い距離にドキドキが止まらない。
雄大のことなんて忘れたいはずなのに、忘れなくない自分がいる。



「勝手にいなくなろうとすんな」



もう一度あたしを抱きしめる雄大。
やっぱりその腕は震えていて、本当に心配させてしまったと申し訳なくなってしまう。

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