この世界で君にこいする
朝日が部屋に差し込んでいる。


重いまぶたをゆっくりあける。


時計をみると見るともう、8時になっていた。



今日も合格発表の日だ。








リビングに降りると、お父さんもお母さんも仕事でいなかった。



机の上に紙が置いてあった。



『頑張って』

この一言だけが書かれていた。


この字はお母さんだろう。




頑張れって、何を頑張るんだろう。
お母さんらしいけど。

自然に笑みがこぼれた。





ウジウジしてても仕方ない。




「よし!行こうっ!!」






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