木のなる実
時間にして、たった数秒。

ただ私には
その数秒がとてつもなく
幸せな瞬間だった。

自己中と言われてもいい
でも、間違えなく
あの数秒は、しゅーたに思いが伝わり
しゅーたが私の推しを呼んでくれ
だっちゃんが私に向けて
笑顔で手を振ってくれた事に
間違えはなかった。


その証拠に


「今の絶対お前だよな?」


と隣で高見が
その出来事に驚いていた。


奈留 「見てたの?Nissy見てると思ってた。」


「Nissy途中でアリーナ側は向いちゃったからさ。
したら、いつの間にか
しゅーたとだっちゃんが隣同士になってて
しゅーたが指差してたの
お前だからさ
驚いたよ!笑」


奈留 「見られてたの?恥ずかしいんだけど!笑」


「すげーよ!」


その瞬間
私は、しゅーたとだっちゃんから
一日早い誕生日プレゼントをもらった感覚になっていた。
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