ジンクス
「しいて言うなら、ナツミ」


健はそう言い、あたしと視線を合わせてニッと笑って見せた。


その笑顔にキュンッと胸が反応する。


「そんなこと言ってると、あたし本気にするよ?」


右手で箸を持て余しながらそう言った。


「なんだよ、どうした?」


「毎日お弁当を作るのって簡単じゃないんだよ?」


本当に大変だ。

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