幼なじみとの恋は波乱で。(仮)

すれ違いと想い

あれから1ヶ月程経ち、7月に入った。


奏とは、あれっきり一度も帰っていない。


廊下などですれ違う時も、目が合わない。


完全に、避けられている。


当たり前といえば、当たり前だ。


あんなことを言ったのだから。


『好きだからだよ』


心の中にしまっておくつもりだった想いは、

言葉となって溢れ出てしまった。
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