スクールカースト(仮)

いつのまにか担任が入ってきていて三辺さんは席に戻り

何事もなかったかのように授業が始まっていた

ボーッとしながら窓の外を見てただ時間が過ぎるのを待つ

ノートを取る為に黒板に目を移すと丁度三辺さんが前で問題を解いていた

スラスラ〜と綺麗な字で英文が姿をあらわす

すごい賢いんだなぁとしみじみ感じながら

キラキラしてる彼女の姿に目が釘付けになっていた

クルリとこちらを振り向き一瞬目があった

ニコッと爆弾級の笑顔を投下され思わず目をそらしてしまう

自分宛に向けられた笑顔で無くても誰もが赤面するぐらいの破壊力を持ち

誰もが自分に向けられているのではないだろうかと錯覚させられる

こんな半端ない破壊力から身を守る防御策は無いだろうか

バリアを作るべきか、などと考えているうちに授業が終わり

その後も順調に時間が過ぎて行った
< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop