それでも、君のことが








いざ来てみたら、なんか急に意識し始めちゃったし。





すーくんはどっかの部屋に行くくせに、たまに横からじーっと見てくるし。





ドキドキの連発で、出来た料理はこのどす黒い卵焼き。





もはや卵焼きにすら見えない。





「…俺腹減ったからこれ食いたいんだけど。」





いやそんなこと言ったら私だってお腹空いてますけど!?





「おまえは少食だろ。これでも食っとけ。」





渡されたのは、猫の缶詰。





「私は猫かぁぁぁぁ!!」





「ナイスツッコミ」





親指を立てるすーくん。







< 234 / 244 >

この作品をシェア

pagetop