愛涙


「ちゃんと聞けよ!!何か理由があるんだよ絶対」

「ないよ…」


「んなことない!!聞きに行くぞ」

いやだ…と言おうとしたけど。

男子の力に勝てるはずなく。


呆気なく連れ出された。


「ねえ和也!!あたし話すことなんてないんだけどっ」


「あるある、大アリ」

今目の前には屋上に行くための扉。
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