iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
「貰おうかな」

「了解」

「新聞とってくる」

そう言って神島仁はリビングから出ていった。

新聞とってたんだ。
明日からは取ってきてあげよう。


朝食を食べ終えてから二人でコーヒーを飲んで一息。
その後、食器を洗っていると神島仁は家を出るようで声を掛けてきた。
まだ時計の針は七時をすぎたばかり。

「じゃあ先に行くから」

「うん、分かった」

「タメ口、もう慣れてきた?」

「少しだけーーんっ!?」

神島仁が話し終えていない私の唇に勝手にキスを落としてきた。
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