iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
「莉緒に一秒でも早く会いたかったから」

私の胸がきゅんと音を立てる。

仁の顔を見たら、仕事の疲れも一瞬でブッ飛んじゃう。

私も、逢いたかった。

気付いたばかりの気持ちなのに、どんどん私の心を侵食していく。

だが、私はその言葉を呑み込んだ。

だって…言っても諦めなきゃいけない……。

求めたってムダだから……。

「出張、お疲れ様……」

「莉緒も残業、お疲れ様」

「うん」

「浮気はしなかったか?」

「してないけど……」

私が濁して呟くと察したのか仁の眉尻がピクリと上がる。
そして不機嫌そうになる顔。
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