iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
私は不安を消したくて仁の心臓の音を聞いて自分を落ち着かせる。

それでも不安が波のように押し寄せてくる。


初めてなの……人に愛される事がこんなにも嬉しくて温かいものだって気付いたの。

仁から離れたくない……。

昨日は諦めることしか考えていなかったのに、今は手離したくないって、一人占めしたいって欲張りな事を考えてる。

私達がずっと居られる方法って無いのかな……。

きっと駆け落ちくらいしかないんだろうな……。

でも仁はきっとそんな事出来ない。

だって大学に通いながらデザインを学んでた位、会社の事を考えてる。
それに両親が愛し合っていなくても、二人を尊敬していると思う。
だからこそ会社の事を考えていると思うから。

だから仁に駆け落ちなんてさせられない。

と考えると、残された道は荻野さんが言う通り、婚約者が現れようが仁の愛人になること。
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