iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
「それ、どういうことなわけ……?何で、亨を見てるわけ……?」


震えている仁の声が胸を締め付ける。

目の前の坂本君は目を見開いて私を見ている。


「俺から、開放されたいわけ……?」


益々胸を締め付ける声。

でも私はゆっくり小さく頷いた。

そして少しの沈黙の後、


「分かった」


静けさの中、仁は呟くように溢した。


その言葉を聞いた瞬間、自分から出させた言葉なのに私の体の機能が全停止した気がした。
< 529 / 738 >

この作品をシェア

pagetop