iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
捨てよう。

忘れなきゃ、駄目。

丁度明日はごみの日。


私は部屋の隅のゴミ箱に向かう。


涙が止まってくれない。


すぐに辿り着いた空っぽのゴミ箱の底にそっと仁の思い出を置いた。


「もう、忘れる……バイバイ、仁……」

私は自分に言い聞かせるように呟いた。


忘れるの……。

私達はどう足掻いたって無理だから……。
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