同居生活始めました。
「じゃ、気をつけて帰れよ~」


「うん、ありがとう」




りょうたと別れ、1人で家まで歩く。


りょうた意外といい人だったな・・・。

昨日は“男”というだけで嫌がっていたけど、仕事になるとチャラチャラしなくなるし、さっきも送ってくれたし・・・。

昨日あれだけ嫌がっていたのが少し申し訳ない・・・。



「はぁ・・・はぁ・・・」


え・・・・・・

後から息切れが聞こえてびっくりする。


「はぁ・・・はぁはぁ・・・・・・」


な、なに・・・・・・。
やだ・・・・・・。

ガタガタと震え出す体は止まりそうにもない。


こんな事ならりょうたに送ってもらえばよかった・・・。


ど、どうしよう・・・



「お・・・おい・・・!はぁ・・・待て・・・」


「ぃ・・・いやっ・・・・・・」


逃げようとするも上手く体が動かない・・・。



ポンッ

肩に手をのせられ、恐る恐る振り向くと・・・。




「・・・・・・えっ」
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