【短】君のことが好きだから。
「私も木内くんが好きだったからよ!

大好きな木内くんを、

うざかった菜々美に取られるとか、

マジで嫌だったの!!」

花咲がそう言った途端に教室は

一瞬静かになった。

「ごめん。石原。」

沈黙を破ったのは、颯人だった。

「ごめんだけど俺、石原のこと、

考えられない。だって…………。」

颯人は私の方を見ていった。
< 29 / 37 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop