【短】君のことが好きだから。

颯人side

「ねぇ、木内くん。

菜々美をイジメられたくなかったら、

私の彼女になってよ!

あと、私の約束事、聞いて!」

「は?」

それは昨日、

菜々美の親友の石原が

昼休みに俺を呼び出し、

空き教室に来た時のことだった。

「だ、か、らー!

菜々美をイジメられたくなかったら、

私と付き合ってっていってんの!」

「なんでだよ!」
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