【BL】お前を抱きたい
「佐々木、遅いぞ」
高宮さんが電車のホームで手を振る。
「待ってくださいっ」
俺は全速力で彼を追いかける。
「…2番線、もう来るぞ」
彼が振り返った時、俺は彼に追い付いた。
「…はぁっ…はぁ…」
息が上がって会話が出来ない。
そんな俺を暫く見ていた彼が発した詞…、それは……
「…ちょっ、佐々木っ…、エロい」
……エロい…
「そういう事されると、俺我慢できなくなるから」
…誉め言葉なのか貶してるのか……
高宮さんは顔を赤くしながら、「行くぞ」と言い、俺の手を引き、会社へと向かう電車に乗り込んだ。