【BL】お前を抱きたい
俺は突然声を掛けられたため驚き、焦ってしまった。
「……ん?あぁ、家か」
俺の声で起きた高宮さんが目を擦りながら呟いた。
「…あのっ、寝ているところを起こしてしまってすみませんっ」
俺は自分の大声で高宮さんを起こしてしまった事に罪悪感を感じていた。
しかし彼は、
「え…?あぁ、良いよ。寧ろ起こしてくれた事に感謝してるし…」
と言い、鞄の中から財布を取り出した。
「…でも……って、あっ!ダメですよっ、お金なら俺が払いますからっ」
俺は彼が財布を手にしたのを見て、急いで彼の腕を掴んで止めた。
「あっ……」
彼の口から声が漏れる。
両腕を俺の両手が掴んでいるこの状況で、彼は何かしらを感じてしまったようだ。
「……えっと」