【BL】お前を抱きたい
だからだろうか。
隣で寝ている高宮さんの寝息が、際立って聞こえる。
…トン
「……っ!」
また、彼の頭が俺の肩に乗る。
「……く、ふ…ぅ…」
耳許で聞こえる声は、何とも云えない色気を帯びていた。
「……っ」
心臓がバクバクする。
…高宮さん……、エロすぎます…
気付いたら俺の手は、汗でびしょびしょだった。
「…お客さん、狭川町着きましたよ」
暫くしてから、ドライバーが寝ている高宮さんを起こさないようにと小声で話し掛けてきた。
「ひっ…!…あ、はい。有り難うございました」