【BL】お前を抱きたい
おどおどする俺に対し彼は、恐らく俺が倒れてきた時に当たったのであろう鳩尾を抑えながら身体を起こした。
「…あぁ、おはよう。…で、何しようとしてんだ?」
欠伸をしながら彼は訊く。
俺は一瞬戸惑ったが、言うことにした。
「……高宮さんのために朝食を作ろうと思って…」
彼は目を見開く。
「…飯、作れるのか?」
……う。
痛い質問だ。
実は俺、手先が不器用すぎて料理なんかまともに出来た試しがない。
…だけど、そんな事言って高宮さんに愛想つかされるのも嫌だしな…
嫌われるのが怖かった俺はぎこちなく頷いた。
すると彼は笑顔を見せ、
「そうか。出来る嫁を貰った気分だ。…抱えててやるから何か作ってくれ」