Larimar -麟桜-

「な、んなのこれ…」


この学園ってアイドルいるんだ。

へー。まぁ興味の欠けらも無いんだけどさ。



そして例の6人が段々私の方に近づいてきて周りが2倍3倍とザワザワし始める。




なんで？また誰かの登場？


なんて思っていると…


「君もしかして、例の転校生？」


私？



6人のイケメーンが私の前にいて、その中でも1番ゆったり、優しそうな人が声を掛けてくる


「そうですけど」


ちょっと素っ気なかったかな？


そんなことを思っていると


「じゃあもしかして俺らのこと知らない？」


しらないもなにもさぁ、

興味ないんだけど…

まぁでもめんどくなりそうな予感がするので


「知らない」

と言うと


「ﾊﾊｯ！お前おもしれーな！」

と、若干フェロモンっぽいイケメーン。

「知らないの！？」

と、ギュッでしたくなるほど可愛いイケメーン。






ていうか、


「私、転校生なんですけど、」

この人達大丈夫？



「まぁ、そうだよね笑」


この人の理解力だけはホント褒める。

でも、やっぱりこの人達アイドルか何か？

だったかこれって色々まずいんじゃ…


「あの、もしかしてアイドルとかそっち系ですか？」


すると優しそうな人が一瞬目を見開き、




爆笑…



私なんかおかしなこと言った？

なんな理由。

「あのー？」


「ごめんね？ ちょっとびっくりしただけだから」


「いや、びっくりの次元超えてんだろ」


そう言って笑いだす４人……





「あのね、俺らりん…「そのへんでいいです聞きたくないめんどくさい。それから名も名乗らずにちょっと失礼じゃないですか？アイドルかなんだか知らないけど、私は興味なんてないから一生関わらないで」」



私は平和な生活を邪魔されたくないので言いたいことだけ言った。


するとイケメーンの皆さんも、周りのケバいパンダさん達も目をバッチリ開いてびっくりしている。



すると

(キーンコーンカーンコーン)
















あ！理事長室！！


もうほんとついてない。


「固まってるとこ悪いんですけどこれから用事あるんで失礼します」


それだけ言うと私は理事長室へ猛ダッシュした。