ひとりぼっち


やだ……
来ないでよ…
なに…!?


椿沙は先輩達が道を曲がることを必死に祈った。

しかし、先輩達は曲がれる道をあっさりスルー。


なんで!?
違うよね…
こっちじゃないよね……


椿沙の額は、ほんのり汗ばんでいた。

唇をきつく噛み締め、対話する覚悟をする。


来る…!!
やばい!!
誰かっ!!


「あの……神崎椿沙?」


は?いきなりフルネームですか?
初対面なのに態度悪…

…先輩だから仕方ないか。


『ハイ、ソウデスケド』
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