変わる想いを貴方に捧げる

···やはり、住む世界が


晶さんに和真さんとの話を聞いてもらった。
キスの話しはしてないけど・・・

晶さんは、
「鈴音が決めたら良いよ。
ただ、本人も言ったけど
和真兄さんの言ったことは
絶対よ。
それに私は、鈴音が兄さんを選んでも
選ばなくても
私と鈴音の間は何も
かわらないんだから気にしないわ。」
と、言ってくれたから
「晶さん、大好き」
「あらあら、うふふっ、ありがとう。
でも、兄さんが聞いたらショックかもね。」
「もぅ、晶さん。」
「だけど、鈴音。
その元彼には、気をつけなさいよ。
まあ、兄貴達が手はうっている
はずだけど。」
「えっ?」
と、言ったが
秀斗先生から、
「仕事始めますよ。」
と、言われて
仕事を始めた。

今日は、晶さんと秀斗先生に
食事に誘われた。

私は、蒼真さんから頂いた服を
着ていたので一度帰ってから
待ち合わせ場所に行く事にした。

秀斗先生が心配して
晶さんと三人で食事を
しようと言ったみたいだ。

待ち合わせの場所の近づくと
すごい人数の女の子達がいて
ガヤガヤ・・ガヤガヤ・・
「凄い、あのイケメン達は?」
「なにかの撮影?」
「一度でいいからデートしたい?」
「声かけてみる?」
などと、キャーきゃーっ騒いでいた。

みんなが見ている先をみると
はっ、和真さん、蒼真さん、
それにもう一人、眼鏡をかけた男性が。
拓真さんはいないが
三人からは凄いオーラが漂っていた。
やはり、違うな・・・と
見ていると
モデルのような綺麗な女性が
三人に近づいて
和真さん以外の二人は
頭を下げていた。

すると、女性は和真さんの
腕に手を置き
和真さんの社用の車がきて
乗り込んで行った。

女性たちは、まだ騒いでいたが
鈴音は、和真を頭から
追い出して
待ち合わせのお店に急いだ。
< 38 / 131 >

この作品をシェア

pagetop