情熱的に愛して
渡されたのは、先月の売り上げ表だった。

「そこに、最下位の店があるだろ。」

「最下位……」

私と門馬は、最下位の店を見て、唖然とした。

なんと最下位の店は、この都心部にあったからだ。


「……こんな街の真ん中にあるのに、最下位なんですか?」

「そうだ。」

辺りはシーンとなる。

「店はすぐそこだ。見てくればいい。誰でも、悪い点は見つかる。だが、君達に求めるのは、悪い点を指摘して、直す事ではない。」

私の頭の上に、一瞬、クエスチョンマークが飛ぶ。

「もしかして、ここで新しい企画をやって、売り上げを挽回させろと。」

「その通りだ。」


私は心の中で、”ええー!”と、不機嫌になった。
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