鬼畜教師

「んん~!!ふっ…っんん?!」


初めてのキス。

しかも舌まで絡められて。

あたしは必死に抵抗したけど、男女の差は歴然で…。


「ハァッ…ハァッ…」


やっと口を話してくれた時には酸欠状態。


「な…何すんのよ!?」


「お前そんなこともわからないのか?キスしただけだよ」

「そんなことわかってる!あたしは何でキスしたのか聞いてんの!!」

「お礼貰ってなかったからだろ」


バチンッ!!


「いって…」


あたしは男の言葉を聞いたその瞬間、男の頬を平手で殴った。


「さいってい!!そんなことでキスするなんて!!」

「別に減るもんじゃあるまいし。あっ。もしかして初めてだった?(笑)」

「あんたみたいな奴大っ嫌い!!さようなら!」


そう言って、あたしは駅へと走った。





まさか





もう二度と会うわけないと思っていたこいつにまた会うはめになるなんで




この時のあたしは思いもしなかった…。
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