あっちじゃなくて、俺のほう向いて。
「お、お待たせ。」

「全然。むしろはやくてびっくりした笑」

「そ、そう?」


芳樹も入ってきなよ、と私が言うと

その前にここ座って、と芳樹は備え付けのドレッサーの前を指さした。


「髪、ちゃんと乾かさないと風邪ひくでしょ。」

「だ、大丈夫。私やるって…。」

「いいから、座ってな。」

< 464 / 594 >

この作品をシェア

pagetop