あっちじゃなくて、俺のほう向いて。
「ん、いいよ。眠いならベッドに横になってなよ。」

「んー…。」

「ここでうとうとしてたら危ないでしょ。」


芳樹は私の手をとって

ほら休んでな、とベッドに座らせてくれた。


「寝ないで待ってる…。」

「寝てていいよ。出てきたらちゃんと起こすから。」


力を抜くようにこてん、と横に倒れると

ふわふわのベッドの感覚が心地よくて

私は目を閉じずにいられなかった。
< 466 / 594 >

この作品をシェア

pagetop