あっちじゃなくて、俺のほう向いて。
私が怜のことで悩んでた時

誰よりも早くそれに気づいて、そばに居てくれたのは

誰でもない芳樹だ。


「…ここ、俺んち。」


病院から電車で3駅

思った以上に大きい家で、私はびっくりした。


「おっきい家だね。」

「そう?芽依の家もあんまりかわんないでしょ。」


ちょっと待ってね、と鍵を開けてから

芳樹は私を中に招き入れた。
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