あっちじゃなくて、俺のほう向いて。
「あっ、ほんとにここでしばらくお世話になるんなら、私お兄ちゃんに連絡しとかないとね。」

「俺から蓮に言おうか?」

「んーん、大丈夫。忘れないうちに今電話かけちゃうね。」


お兄ちゃんに電話をかけると

3コールくらいで繋がった。


「あ、もしもしお兄ちゃん?ちょっと、詳しく話すと長くなるんだけど、残りの春休みの間、私芳樹の家でお世話になることになったから…。」


私が言うと、どうやら芳樹と同棲するって意味だと勘違いしたらしく

お兄ちゃんは完全にパニックになっていた。
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