あっちじゃなくて、俺のほう向いて。
「いいなー、結婚かぁー。」

「南美ちゃん結婚したかったの?」

「別にそーじゃないけどさー。なんか幸せそうじゃん?」


南美ちゃんの言葉に

私はそうだね、と頷いた。


「芽依、南美ちゃん、俺らももーそろそろ出るよ。」

「はぁい。」


結婚式だけあって、ドレスアップしているからいつもよりも動きにくい。
< 581 / 594 >

この作品をシェア

pagetop