甘やかして、私だけ



とある日の朝…





今日は将くんの方が少し早く家を出るとのことで…




「将くん!」


「んー?」



見送ろうと、靴を履く将くんに話しかける、




将くん…。




「行ってきますのチューは??」




ってね!





すると、


「へっ!?い、いいのっ!?」


「うん。」




玄関の段差でほとんど身長が同じになる、



そんな、段差ギリギリに立ち、目を瞑る……と……、





「…待って!…行ってきますのちゅーって言うのは、軽くだよね?軽く!!
あ、でも、く、口かな?それともほっぺの方が……!」


「ブーーッ。時間切れ。」

「えーーー?!なにそれ?!」




残念!遅いっ!せっかくチャンスをあげたのになー!



「それでは、行ってらっしゃーい!」

「あ、ちょっと待って!!時間切れなんかあるの?」

「ん。あるの。」



なかなか行こうとしない将くんの背中をグイグイ押す…



すると、


「確信犯だよね!絶対、俺の反応楽しんだよね!!?」


「・・・。」


「まぁ?、あかねちゃんのキス顔見れたし?別に、文句ないけどね!?」






なーんだか、プリプリして仕事に向かう将くんなのでした・・・。




「…ふふっ」





毎日、楽しいなー!!(ぉぃ‼













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