冷徹上司と同居中
私はるんるんしながら洗面所に入り、顔を洗い、歯を磨いた。

その後またリビングへ戻り、結城さんの隣に座る。

すると、結城さんは改まった顔をして

「昨日は…申し訳なかった…!!」

と頭をさげてきた。

「え…?なんの話ですか???」

「私こそ、飲んだあとの記憶があいまいで…迷惑かけちゃいましたよね…!ごめんなさい!」

私も頭をさげる。

ゆっくり顔をあげ、結城さんの顔色を伺う。

「覚えていないのか…?」

「何か…ありました…か?」

私には心当たりが何もない。

おそるおそる何があったかたずねる。

結城さんは少しためらってから言った。

「昨日酔った雨宮は俺と…してしまったんだ」

してしまった…???

なんとなく察する事ができた。
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