冷徹上司と同居中
Epilogue
「パパー!!!早く早く!!!」

「わかったわかった。水族館は逃げないんだからそう焦るなよ」

「美菜も行くぞ!!早く!」

「待ってよお兄ちゃん!ママ、行こ~?」

「うん、早く行きましょうか!」

「あ、ママ、夕陽の帽子もってるか?」

「ちゃんと持ってるわよ~!早く行きましょ」

今、私たち櫻井家は4人家族になった。

結城さんと私は、男の子と女の子を授かった。

お兄ちゃんは夕陽、妹は美菜と名付けた。

夕陽も美菜もまだ小さくて、ヤンチャで育児は大変だけど毎日がとても幸せで充実している。

結城さんを見つめながら、昔の話を思い出す。

私の視線に気づいた結城さんは、優しく微笑み返してくれた。

「パパとママ見つめ合って何してるの~?早く行こうよ~!!」

「またせちゃってごめんね夕陽。今行くね!」

「うん!!!!」
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