拝啓、何億光年先の雨より
みんなと話している内に、だんだん日が暮れてきた。
…まだご飯には行かないのか?
不思議に思った俺は、芽衣華と達哉に聞いた。
「あのさ、今日のご飯ってまだ行かねぇの?
結構日暮れてきてるけど…」
2人が、わずかに動きを止めた。
芽衣華は下を向いて俯いている。
…そんなにマズイ事でも聞いたか?
「…もうすぐ行くよ、みんなで」
達哉が静かに答えた。
その顔つきは、いつもとは違った。
達哉には似合わない、思い詰めたような
苦しそうな顔だった。
俺には、まだ分からなかった。
達哉がどうして思い詰めていたのか。
芽衣華が俯いたのか。
そして、
霧乃が俺と話してくれないのか。
答えは、たった一つだと言うのに。