エリート上司の甘く危険な独占欲
華菜は颯真の腕を軽く叩いた。
「部長、私」
「キミがいなくなるなんて、フィーカにとって大きな損失だ」
「そう言っていただけるのは嬉しいですが、あの、これはですね」
華菜は説明しようとしたが、颯真は言葉を止めない。
「それだけじゃない。日本が、いや世界がキミという大きな財産を失う」
「いや、さすがにそれは」
言いすぎですよ、と言う華菜の言葉に、颯真の声が重なる。
「なにより俺が困る」
きっぱりと言われたその言葉に、華菜の心臓が大きく跳ねた。
「あ、いえ……」
華菜はドギマギしながら言葉を続ける。
「別に死のうとしてたわけじゃなくてですね、探し物をしてたんです」
「え? 探し物?」
颯真の声が怪訝そうになり、華菜を抱きしめる腕の力が緩んだ。
「はい」
華菜は颯真の腕の中で反転して、彼を見る。
「実は課長にもらった手切れの品のネックレスを海に投げ捨てたんですが、“ゴミを捨てないでください”って書かれた立て看板があって……。それで探してたんです」
「部長、私」
「キミがいなくなるなんて、フィーカにとって大きな損失だ」
「そう言っていただけるのは嬉しいですが、あの、これはですね」
華菜は説明しようとしたが、颯真は言葉を止めない。
「それだけじゃない。日本が、いや世界がキミという大きな財産を失う」
「いや、さすがにそれは」
言いすぎですよ、と言う華菜の言葉に、颯真の声が重なる。
「なにより俺が困る」
きっぱりと言われたその言葉に、華菜の心臓が大きく跳ねた。
「あ、いえ……」
華菜はドギマギしながら言葉を続ける。
「別に死のうとしてたわけじゃなくてですね、探し物をしてたんです」
「え? 探し物?」
颯真の声が怪訝そうになり、華菜を抱きしめる腕の力が緩んだ。
「はい」
華菜は颯真の腕の中で反転して、彼を見る。
「実は課長にもらった手切れの品のネックレスを海に投げ捨てたんですが、“ゴミを捨てないでください”って書かれた立て看板があって……。それで探してたんです」