私も彼に愛されたい!


「ひかるー!お弁当食べよ!」

昼休み、朱莉が私のところへ来る。

ここまではいつもと変わらなかったの。


「…ひかる、ちょっといいか」

もう1人私のところまで来たのは、

「九条くん…」

「ひかるやめな。行かないほうがいいよ」

「謝りたいんだあの日のこと、」


バチバチしている朱莉と九条くん。

「と、とりあえず行ってくるね!」

「あ、ひかる!」

私、朱莉の言うこと聞いてればよかったって。
後悔したの。

峻くん。
峻くん。


ごめんね。




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