冷たい君の不器用な仮面
「__ね?!意味わかんないでしょ、瀬戸くん」
___私はケーキを口に頬張りながら、レイに愚痴をこぼしていた。
「…そうだな」
レイはと言うと、ケーキには手をつけず、私の話を聞いているだけだ。
それに加えて、さっきからレイは不機嫌。
……瀬戸くんの告白発言と、太陽の話しかしてないのに何で?
私は余計にレイにムッとして、ケーキをズイっと差し出した。
「ほらたべてよー、せっかく買ってきたんだから!」
それでもレイは顔を背けて、後で食べる、としか言わない。
……ちょっと、失礼じゃない?
確かに怪我したのは私のせいで、お見舞いに来るのも当然のことだけど。
_でも!
少しくらい感謝してくれてもいいじゃん!!
私は何だか無性にイライラして、レイをキッと睨みつけた。
「もういい、レイのバカ!せっかくレイが喜ぶと思って買ったのにっ!少しくらい感謝してくれたっていいじゃん!もうお見舞いなんて行ってあげないっ」
私はそう言い切ると、ガタッと席を立って、病室から走り去った。