冷たい君の不器用な仮面
教室から出たタイミングはそんなに違わなかったから、あんまり距離がないのは当たり前なんだけど。
でもやっぱりふいに前を向いた時目につくのが、レイの姿。
背が高くて、スラッとした体型。
黒くてサラサラの髪。
華奢に見えて、筋肉質な腕。
__そして、真っ直ぐ伸びた大きな背中。
改めて遠くから見直すと、桁外れのかっこよさだな……
どこにいたって、きっと目立つ。
だって、こんなに後ろ姿が綺麗な人、今までで見たことな__……
……ん?
私は改めてレイの後ろ姿にじっと目を凝らす。
_……レイ、なんかフラフラしてない?
__……って、ちょっと待って…レイってそう言えば……
私は思わずレイに向かって駆け出した。
「まだ怪我治ってないでしょーー!!!!」