冷たい君の不器用な仮面


「お前……っんと馬鹿だな」






珍しく長い間笑った挙句、私をけなすレイ。





……いやいや、一周まわって腹が立ってきましたけど!!






こんなに笑うんだったら、機嫌悪いとか勘違いじゃん!

謝って損した!!






私は頬を膨らませ、フンッとそっぽを向く。






「レイ機嫌悪いと思ったから謝ったのに!なんで笑うかな!もう意味わかんない!」





………そうだよ!

レイって、いつもよく分からないんだ






なんか急に優しくなったと思ったら、突き放すし

避けられたと思ったら、助けに来るし。








掴めなくて、いつも私だけが振り回される。





今だってこうやってレイの態度ひとつでこんなに焦って、謝ったりして。






挙句に笑われて、怒ったりもしてる。







……全然、気が休まらないんだ。






私はいつから………

人がどう思ってるか、なんてことをこんなにも気にするようになってたの……__?





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