冷たい君の不器用な仮面




「…あ…お前…」




レイが突然、ふと思い出したように口を開いた。




私はモヤモヤした気持ちを振り払い、視線を向ける。




「俺たちから離れようと思った理由、俺たちに迷惑がかかるって思ったからか?」





私はその質問に一瞬つまり、俯く。





「………うん。そうだよ」






小さく頷き、自分がかつてレイたちに放った酷い言葉を思い出しため息をついた。





「でも結局、余計に迷惑かけちゃったよね。…ほんとごめん」





私は今までの分の謝罪も込めて、ぺこりと頭を下げる。





私に居場所を作ってくれたレイに、いくら嘘だからってあんなこと言うのは本当に辛かった。





いくら謝っても謝りきれないし、今思ってもとんでもない恩知らずだ。





「……お前、今日やけに頭下げるな」




そんな私を見て、レイが真顔で呟く。





「……人が真剣に謝った後の第一声がそれってどうなの」




……なんか謝るのがバカバカしくなったんですけど





私はさっきとは別のため息をつき、頭を上げた。




そして布団から顔を出したレイと、改めて向き合う。





「私、もうレイたちに絶対ウソつかないから。約束する」




真っ直ぐレイの目を見て、ハッキリ言葉を放つ。





_これが今私が出来る、精一杯の償い。





これだけは、一生守り抜く。





この約束で、きっと私はまたレイたちに真っ直ぐ向き合えると思うんだ。





私はもう……





レイたちに、偽りも、隠し事も、したくないの。




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