冷たい君の不器用な仮面
「……ユウと最近、会ってないなぁ」
私はポツリとつぶやく。
私がこうしてバーに来るのは、一週間に二、三回。
すれ違ったり、ユウが仕事で来られなかったりして、ユウとは最近あまり会っていない。
ユウは社会人だし、こんな風にバーに来れるのも滅多にないんだろう。
それに対して、レイは毎日のようにここに来ているようだ。
学校には相変わらず顔を出さず、日中何をしているのか分からない。
マスターによると、こうして顔を出すのはいつも決まって夜だそうで、私よりも後に来る。
そんなレイの生活が気になりもしたけど、あまり足を踏み入れすぎるのもよくないと思い、私は聞かないようにしていた。