懐かしいキミ
抜け出し
自己紹介が終わると、林凛が私のところに来た。
「...涼花もめんどいだろ?出ちゃおうぜ。」
「えっ...、あ、う、うん...」
初めて聞いた少し乱暴な声。
でも何故か心地よくって、聞き覚えのある声。
私、林凛とどこかであったこと...ある、のかな?
「ここでもういいよな。...どの女も一緒だな。男が全てかよ。」
吐き出すような林凛にカチンとくる。
「一緒にしないでよ。私だって好きできてるんじゃないんだから。」
ふっと鼻で笑う林凛。
やっぱり好きになれない!!
でも...なんだろう。
知り合ってから、親近感が湧くようになった。
「涼花、幼馴染って居たか?」
「は?急に何。」
「いいから。」
「そんなものいな...」
言いかけて、口を閉じた。
いたような気がする。
そっと目を閉じて思い出す。
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