星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
こいつなにいってんの?


「星!」


「あ!秋あのさ先生呼んできてくれる?寝てるの引っぱたいて起こして」


「分かった!」



「美穂と啓は、えっとータクシーと荷物帰りの支度して。早退になると思う。」



「「了解!」」



「星!」


「春!ごめん。手当てできる?私よりも春の方が」



「あぁ任せろ。」


「うん。私は、ちょっとこの子どうにかするからそれまで待って!」



真実ちゃんをどうにかしないとずっと神楽神楽言って話さないし。


「真実ちゃん。ここ離れてくれる?春が手当するからお願い」


「は?なんでそんなことあんたに言われないといけないの?意味わかんない。消えろブス」


はぁ。消えろか割とキツ


「おい!真実!星に向かってんなっいってー」


「神楽。手当すんだからじっとしてろよ。」


「俺の彼女が言われてんのに黙ってろって言う方が無理じゃね?」


良かった割と平気そう。


「神楽?私が星ちゃんどっか行かせるから!」


ん?なんで?1番どっかいってほしいの真実ちゃんなんだけど?


「おい!神楽!とりあえず親御さんに連絡するぞ?あとー桃屋お前体育館戻れ他の教師呼んであるから授業だ。」



そう言うと先生だからなのか渋々私を睨みながら戻って行った。

「先生。透さんには、私から連絡しますよ?あとこの傷は…」


「わかってる。お前らが隠したいことだろ?神楽を守るため。いやー青春っていいなー」



この能天気教師!


まぁでもおかげで真実ちゃんいなくなったしいいか


「春どう?」


「ん?秋か。平気だよこんな傷。な?」


バシッ!


「イッテーー!てめぇ!春!痛てぇつの」


なんかもうすんごい心配して損した。


「ねぇー!カバンとか持ってきたよ?」


「よしほんとに星に電話させていいか?」



「あっいましてます。あっもしもし?星です」



そうして事情を説明してなんと!神楽のお父さん!透さんの権限で6人全員帰宅ー!



「美夜輝さんに言われたんじゃ…俺は金持ちなんて…星!携帯持ってたことは、見逃さないからな!今度資料室掃除な!」





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