星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
なんか春と啓にもいつもより女子の大軍が…



そんな時私に見知らぬ男の子が話しかけてきた。



「星ちゃんさー誕生日いつ?」


誰この子。


うちのクラス?顔は、見たことあるようなないような…


「えっとーごめん。名前教えてもらってもいいかな?私名前覚えるの苦手で…」



「あ!いいよ!俺は、谷屋 瞬。しゅーちゃんって気安く読んで!」



しゅーちゃん…谷屋くんでいいや。


「えっとー谷屋くん私の誕生日知ってなにになるの?知らなくてもいいことだよね?」



「うーんじゃあ質問変える。俺と友達になってくれない?」

それ質問じゃなくて提案みたいな感じだよね?



「却下。無理。星には、俺がいる。」



ん?なんで神楽が答えるの?



「神楽!こっちー!」


そう言われて、連れていかれる。



「谷屋くん。友達とかは、すぐなれるものでもないしクラスメイトでどう?ちゃんと覚えてとくし」



「クラスメイト笑笑うん。よろしくね」



そう言葉を交わすと真実ちゃんの方に去っていったというより正確には、その向こうにいる友達のところに行った。


真実ちゃんを見るとベッタリくっついて足までも絡ませている。




さすがの私ももう無理です。



「あのさ。神楽。こっち来て。」


神楽を真実ちゃんの反対からひっぱり真実ちゃんを剥がす。


そして私の席に戻って神楽は、私と壁に挟まれるように座らせた。


椅子は、隣の子の。


「どうしたんだよ星。珍しい。」



「ねぇー?星?ヤキモチ?」



啓と秋と春は、お互い違う友達のとこに行ってるため今は、美穂と私と神楽だけ。



まぁでもすぐに真実ちゃんは、来るよね。



「ちょっと!神楽返して。」


「あのさぁ。いい加減にしてよ。なんで上から目線?私神楽の彼女なんだけど?少しやりすぎじゃない?てか何が目的?」



「はぁ?そんなの神楽が目的。私に釣り合うのは、神楽しかいないの。」



結局こいつ顔目当て?意味わかんない。



「黙れよブス。あんたみたいなの神楽くんのとなりにいないほうがいいの。近寄んないでくれる?」



さすがにそろそろ傷がえぐられますよ。


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