星の雨〜闇夜こそ輝く星〜
そうして学校が少し長い休みに入った。


「ねぇ。ほんとに行くの?とまり道具持って?」


マジで言ってる?できれば会いたくない。



「泊まっていいって言ってたんだろ?なんなら俺帰るしそれかホテルに泊まるし。お母さんとは、1度会ってるしな。電話でも話したし」

なんで平然とできるの?

「なんでそんなに堂々としてんの?」

聞いてみる。

「星。俺の胸に耳当ててみ?」


ん?そう言って抱きついてみる。


ドクッドクッドクッ



「すごい早い。」


「俺も緊張はするよ。服装おかしくないかなとかね。
俺だって何言われんのか気になるし受験の面接より緊張する」


そうなんだ。なんかおかしい。


でもぎゅっとしてると落ち着く。


「はぁ…。頑張るわ」


そう言って家を出て実家に。


「お前の父親ってどんな?」


お父さんか。


「んー。常識が厳しいし考えが古い。頑固だしアル中だし、タバコ吸うしとにかく私との関係は、いいと言えないね。」




あ…黙っちゃった。


電車を降りて実家に。


そんなに遠くない。と考えているうちに
着いてしまった……



「古臭いでしょ…」


「いや割と好きだよ。こういう家」


いよいよ始まります。
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