暗闇の中に放たれた光~完全版~
一歩一歩近寄る俺は、頬に伝わる涙をかみしめながら進んでいった。

なんで振り返ってしまったのか

なんで彼女のところへ行ってしまうのだろうか

なんで涙が出るのか。

俺にはわからない。

ただ、閉ざされていた暗い空間から光とともに

手が差し伸べられてきた感覚だった。

近寄っていくごとに恐ろしかった気持ちが消えていく。

そして俺を追う罪悪感は姿を消した。
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