学校一の人気者に告白されました
スマホを膝の上に置き、帰ってくるのを待った。



バタバタと駆けてくる。



「悪いっ、待たせた」



「ううん、陽向くんこそありがとう。早くご飯食べないと時間なくなっちゃう」



「俺はいーの。はい、好きかわかんねーけど」



「わぁっ、こんなに?」



サンドイッチにクリームパンやチョコパン、それにおにぎり。



こんなに食べれませーん。



「好み、知らないし。アレルギーとか」



「ないないっ」



「好きなやつ食って」



「ありがとー」



おにぎりは学食で、サンドイッチは少し離れた場所にある売店にあるはず。



わざわざ行ってくれたんだ?



本当に優しいなぁ…。



ちょっと感動しちゃった。



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