俺の嫁になれ~一途な御曹司の強すぎる独占愛~
喉が潤って満足したのか、スーッと桜井の寝息が聞こえてくる。
「お前……誰に何されてるかわかってんの?」
口を手でサッと拭いながら彼女に非難の目を向ける。
だが、すでに夢の中の桜井から答えが返ってくるはずもなく、苛立ちが募った。
後藤にも同じようにされたかもしれないと思うと心中穏やかではいられない。
このままだと怒りに任せて桜井を抱いてしまいそうだ。
片手でネクタイを外してスーツのジャケットを脱ぐと、頭を冷やすためにシャワーを浴びにバスルームへ向かった。
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