溺愛とはなんでしょう?
会長が言うことは、絶対…
もし、会長の許しが貰えなかったら…
会長は、未来のことを徹底的に潰しにいくだろうな。
俺を諦めさせるために
だから、今は…ダメだ
俺が次期当主になるまで、絶対…未来のことは、隠し通す。
俺は、心に燃え高る信念を奥にしまいこみ、ベッドを出て着替える。
「…令様、誠に失礼ながら…その女性の為にも」
「佐藤さん、お爺様のとこへ挨拶にお伺いしたいのですが、現在は、どちらへ?」
「………ご案内致します」
「お願いします」
……未来には、絶対手を出させない。
俺のお母さんのようには…絶対しない。