溺愛とはなんでしょう?


「せん……ぱっ」

「……っ、まじごめん……」

少しして、キスが終わると
申し訳なさそうにしながら私を優しく抱きしめてくれる。


「先輩……、わたし嬉しかったです。先輩からのキス……だって私……」

ついに心を決めて告白を口にしようとすると、先輩は真剣な顔をして私を見つめる。

「待って。」

「俺さ、未来に辛い思いさせてた3年間も、ずっとずっと未来を考えてたし、世界で1番未来を愛してる自信がある。それに、できることなら、ずっとずっと未来を見てたい。」


「はぁ……、俺、自分でも、まじ引くほど未来のこと好きなんだけど……。今まで俺がしてきたこと考えると、本当に俺が自分勝手すぎて……けど、本当は、めっちゃくちゃ好き。」


先輩が……私の事、好き?

今も?

嬉しい……嬉しい……


「先輩……私も好きです……っ!!!けど3年前に、たまたま先輩の誕生日パーティーに参加していて、先輩が結婚してるってしってたんです……けど、諦められなくて……」



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